司書課程雑感。

レポの参考図書は幸いにも予約が入っておらず、無事延長できました。
やれやれ。

 今日の司書課程の授業で面白かったのが、1950年ごろに製作された日本の図書館のプロモーション・フィルム。当時まだアメリカの占領が続いていたので、作ったのもアメリカ。タイトルは確か「LIBRARY WITHOUT BARS(格子なき図書館)」←入るのにディズニーランド入り口のようなバーを回さなくても済む=誰でもカモン!ということらしい。ちなみにナレーションも英語。
 当時の図書館における利用手続きの面倒くささが新鮮だった。目録も今みたいな電子式のわけもなく、ファイルを手作業で探す。見たい本の名前が見つかったら、用紙に記入して係の人に提出。しばらく待たされた後でやっと目的の本を渡してもらえたら、読書室へ。館外貸出しは出来ない。不便極まりないが、独特の重々しさは趣があって悪くない。あと、あの昔に視聴覚資料として子供のためにフィルムを回すスペースがあったことは驚きだった。
 小津・黒澤目線でなく当時の日本の様子が見られる珍しい資料。機会があればぜひ見てみてください。