2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「アルカディア」の翻訳、やっと40ページ分(全体の3分の1)終わった〜。

同じくトム・ストッパードの「自由人登場」読了。処女作だけどイマイチ、みたいな評判を聞いていたが、そんなことは無く、じゅうぶん楽しめる出来だった。話の設定は、甲斐性なしな発明家のパパさんが主役ということでイプセンの「野鴨」を思い出す。でもそ…

トム・ストッパードの「Every Good Boy Deserves Favour」を借りてくる。 これ、初演時の配役を見たら、アレクサンダー(精神病院に収容されている政治犯):イアン・マッケラン、医師:パトリック・スチュワート となっており、先日「X-MEN」「X-MEN2」を連…

「残像に口紅を」

「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断筆…

柏のタイ料理屋さん「ジャンジャーオ」に食べに行きました。 オーナーさんが本場タイ人だけあってめちゃくちゃウマイです。 個人的にはトムヤムクンとカオパックン(=エビチャーハン)が美味すぎて最高でした。 中辛(タイ人にとって普通の辛さ)を選んだら…

小津さん二本立てを見終わった後で昼ごはんを食べに外へ出たら、「キッチンカロリー」という洋食屋を発見。この名前に運命を感じ(笑)、ふらふらと入ってしまいました。食べたのはランチのカロリー焼き+エビカツ。しょうが焼きがなかなか旨かったですが、冷…

「東京の合唱」「淑女と髯」

「東京の合唱」 岡田時彦がひたすらかっこよくイイ男なので惚れる。 斎藤達雄は「頑張れば二の線でも行けそうなコメディアン」だけど、岡田時彦は「コメディもこなせる二枚目」って感じ。 今回はそのハンサム顔にもかかわらず、ちょっと情けないお父さんとし…

「ジェノサイドの丘」

「ホテル・ルワンダ」で興味を持ったルワンダの虐殺に関する本。 凄いです…orz。 内容に猛烈に鬱になりつつ、文章が巧みなので読み出したらやめられません。 歴史的、政治的背景を知り、本当に個人の力で出来ることなんて高が知れているのではないかと絶望的…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(後編)

見終わりました。 はあー、男達がかっこよかった! 銃をぶっ放す勇姿はもちろんのこと、敗れ去る哀愁の背中やボコられる姿までかっこよく見えたのはやはりセルジオ・レオーネ御大のなせるワザ。男の美学の真髄を垣間見ました。 個人的にはラストの切なすぎる…

「不条理の演劇」(マーティン・エスリン著 小田島雄志訳 晶文社)

「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」研究のため、参考にサミュエル・ベケットの章を読んだのだが、図書館への返却日なのでせっかくだからと他のところにもちらちら目を通してみた。すると「不条理の伝統」の章でチャップリン、キートン、マルク…

「マスターズ 超空の覇者」

もの凄いB級映画の極致みたいな映画。全編が失笑の起爆剤のかたまりという恐るべき作品です。スーパーマンもどきのオープニングにスターウォーズとフラッシュゴードンを足して5で割ったような世界観、なのに主人公はコナン・ザ・グレート、というありえな…

翻訳やっと32ページ分終わったー(T∀T) それにしても和訳難しい…。英語圏でしか通じないネタとか歴史的人物がホイホイ出てくるのはいじめとしか思えん(笑)。まあでもそういう知識に関して微妙にトリビアゲットできるので勉強になりますです。ウィキペディ…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(前編)

3時間50分て長すぎだろうと思いつつ、見ました(BSでやってたのを録画)。やっぱり一気に見るのは時間的に厳しかったのでインターミッションが入ったところで切り上げました。残りは明日見よう(今フリスビーがどっから飛んできたのか凄く気になってます…

「ホテル・ルワンダ」

「ミュンヘン」みた翌日にこれですよ。きっつい…orz。なんかヘヴィーな連休になってしまった。 映画自体は、評判が高かっただけあってなかなかの出来だった。まず、主役のポール・ルセサバギナを演じたドン・チードルが素晴らしい。最初はやや軽薄などこにで…

「ミュンヘン」

久々にゾクゾクするような作品を見た。ここ最近のスピルバーグ作品の中では群を抜く出来だと思う。映画館で見なかったのが悔やまれる。 原作既読の状態で見たが、これは失敗だったなあ。政治的背景なんかは事前知識があったおかげでつっかからず物語にすんな…

「パプリカ」

アニメ映画になったのを知って興味がわいたので読んでみました。 最初の権力闘争+心理戦ぽい展開から「七瀬ふたたび」みたいな深層心理を攻撃しまくるシリアスでエグイ戦いを予想していたのですが、第二部に入ったらなんだか話がおかしな方向へ。なぜか筒井…

現在ストッパードの"Arcadia"を翻訳中。やばい、三日かかって12ページしか進められていない(※全部で130ページある。汗)。思わせぶりで皮肉な台詞って読んでる時は面白いけど、訳すとなるとめんどくささMAXなんですけど('A`) 訳してて思ったんだけど、…

「X-MEN2」

1の怨念エネルギーが減った分アクションが増量されて見やすくなりました。面白かった。 1を見たときにマグニートーとミスティークのかっこよさに惚れたので「この二人が主役で極悪な人間と戦う展開がいいなあ」と思ってたら、この2では実際にそういう感じ…

バイト先の塾の先生達とテニス&ボーリングへ。 久々の運動で節々がピキピキ。 ボーリングは1ゲーム目が55、2ゲーム目が88という貧弱スコアだったが、一応ストライクが出せたのでまあよしとしよう。 ただ倒したピンがストライク→1本→ガーターという果…

図書資料の返却+新規貸し出しのためまた飯田橋へGO。 今度は「自由人登場」の翻訳と英文の「The Real Inspector Hound」(ほんとうのハウンド警部)、「Dogg's Hamlet, Cahoot's Macbeth」(ドッグ先生のハムレット、カフート氏のマクベス)を借りました。…

「キングダム・オブ・ヘブン」

久々に正統派の史劇大作を見たという感じ。「十戒」とか「ベン・ハー」とかの黄金期の作品に近い風格が感じられて良かったです(ただ、時々どーしても「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」を思い出して「ここで聖なる手榴弾を」とか余計なこ…

「夜も昼も」"Night&Day"

こちらも旅行の帰りの飛行機の中で読んだトム・ストッパードの戯曲。 タイトルからしてコール・ポーターの名曲そのものずばりなので、読んでいる最中ずっと映画「コンチネンタル」でフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが踊ったあまりにもロマンティ…

「リアルシング」"The Real Thing"

旅行の行きの飛行機の中で読みました。 1984年度トニー賞を5部門受賞した、トム・ストッパードの傑作ラブ・コメディ。洒落た皮肉な台詞の応酬が凄まじいです。文字で読んでるだけでも面白いけど、実際に上演してるところを見られたら楽しさ倍増だろうなあ。…

「X-メン」(「X-MEN」?)

ブライアン・シンガーの作風って、やっぱりジメジメしてるっちゅうか、暗いんだなあと思いました(笑)。負のエネルギーが動力源というか。「スーパーマンリターンズ」では明るさが足りないと思ったけど、この「X-メン」を見ると「リターンズ」はずいぶん頑…

タイのプーケット島への旅行から帰ってきました。 懸案事項だった天気も、雨季にもかかわらず快晴続きだったためホッと一息。のんびりとバケーションを楽しむことが出来ました。 タイってとにかく料理がめちゃくちゃ旨いですね。 トムヤムクンもカオパッ(=…

「アナライズ・ミー」

ロバート・デ・ニーロ好きにはたまらない作品。もう、デ・ニーロのキャラがかわいくてかわいくて悶絶死しそうです。コワモテな人がそのイメージを逆手にとってセルフ・パロディ的に情けない役柄をやるっていうのはよくありますが、デ・ニーロの場合自分で遊…