「コンバット！」＆「ローハイド」

　再放送なんで見るのは二度目なんですが、実は今回の方が面白く感じました。
★「コンバット！」
　サンダース軍曹かっこいい…。ヴィック・モローってば野戦服が似合いすぎ。ヘンリー少尉は逆に軍服姿の方がずっとかっこいいので、実戦には向いていないんじゃないかという気がしてしまう。これ以降の回の真面目な人間ドラマ路線を知っていると、初回のユーモアたっぷりなノリは改めてみると逆に新鮮（実はこっちの方が好きだ）。あと、前回見たときに「なんか見覚えのある顔」と思っていたノイローゼ気味の青年兵士ビーチャムがあのハリー・ディーン・スタントンの若かりし頃だったので驚いた。

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★「ローハイド」
　フランキー･レインの熱唱が光るノリノリの名テーマ曲（「ブルース・ブラザース」でも歌われた）は必聴だし、クリント･イーストウッドの爽やかな若造姿が見られるのが美味しい。このおにいちゃんがまさかあんな暗い作品ばかり撮る巨匠になるとは…（笑）。このドラマ、初見時はあまりのマッタリした展開に眠くなりかけたが、このマッタリこそがローハイドの魅力とわかったので、今回は全編楽しく見られた。そして何より注目すべきはフェイバーさんの面白キャラぶり。どんな大事件に遭遇しても平然とした顔で淡々と仕事をこなしていく様は実にクールなのだが、反面、部下に対して爽やかにもの凄い理不尽な要求をしたり大真面目にノー天気なことを言ったりという天然な面も持ち合わせている。冷静さが天然ボケを引き立てているるのだ（それをうまいこと強調する小林修のクール声もグッジョブ）。フェイバーさんのこの特質に気づいてからは突っ込みを入れながら見るのが楽しくなってしまった。ローハイドあんまり面白くない、と思った方はぜひフェイバーさんの挙動に注目してみてください。堂々たる天然ぶりに思わず惚れること間違いなし。

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