働き始めたら暇がなくて、ブログの更新が月イチどころじゃない過疎っぷりとなっております。
だってー、帰って映画見たら感想したためる時間無いですってー。
なお、今週は夏休みを取った週だったんで割と暇です。
というわけで遊びたい方募集中。連絡求ム(笑)。


[映画]「レミーのおいしいレストラン」
友人と見に行ってきました。(めっちゃ余談ですが、第一弾予告を見た時は原題が「Ratatouille」だったので、ネズミの名前がラタトゥイユなんだと勘違いしてました(汗)。厨房に食料を調達しに行くネズミの話だと思ったもんだから…)

夏休み中&ファミリー向け映画&公開初日、という凶悪な条件下だったため予想通り結構混んでいました。残ってた座席位置は最前列だったので泣く泣くそこで見ることに。でも、思いっきり仰角というのはある意味「ネズミ目線」で映画を堪能できて面白かったです。首痛かったけど。字幕追うのに首動かしたけどorz。
(以下、ネタバレ部分は反転です)
映画の出来ですが、ピクサーにしては脚本が雑かな…という印象。脚本という点だけで評価した場合、今まで見たピクサー作品の中でランク付けすると「トイ・ストーリー」>「バグズ・ライフ」≧「レミーのおいしいレストラン」>「ファインディング・ニモ」って感じです。
気になった点はコチラ↓の方が書いていらっしゃることとほぼ同意見。
http://battaswimmingschool.blog86.fc2.com/blog-entry-367.html
あと、主人公のレミーは「繊細な嗅覚と味覚を持つネズミ」(ゆえに料理センスが抜群)という設定なのですが、正直「その嗅覚でネズミの生活環境に置かれたら死ぬだろう」というツッコミが頭をよぎりました。良くて鼻がバカになるはず。毒見とかそーいうレベルの問題ではないのでは…。まあ、それじゃ話が始まりませんが。


一方、映像はもの凄いの一言です。レミーの毛のもふもふ感がめっちゃ可愛いし(ネズミを嫌だとか思ったことの無い人間なので、大群で出てきた時も可愛さに狂喜乱舞)、動きまくりのカメラワークもお見事。特筆すべきは料理の描写で、本気で美味しそうです(レミーが自分用とリングイニ用に作ってあげる大小のオムレツが食べてみたい)。さらにパリの町並みの美しさは圧巻!思わずパリ旅行に行きたくなりました。CG技術の進化はまさに日進月歩ですね。この作品の前ではつい先日見たばかりの「スパイダーマン3」も嘘くさく思えます。本当に良い意味で実写を超えているんじゃないかと思いましたよ。CG嫌いの人でもこれには驚嘆するのでは。
アクション演出も流石ブラッド・バード監督といったところで、手に汗握る迫力です。ちとめまぐるしすぎる気もしましたが(これは席位置のせいかもしれないけど)。
あと、さりげない動きの演出が素晴らしいですね。例えば、公開前に9分間のフッテージhttp://www.apple.com/trailers/disney/ratatouille/preview.html)にも登場したシーンですが、レミーが厨房でスープを作る時にお玉をくるりと回して梯子代わりに使うところ。普通だったら最初からお玉を上っていくところを、アクセントを入れることでより可愛らしく印象的にしています。ああいう動きを入れるか入れないかでシーン全体の完成度がまるで違ってきますよね。製作者のセンスが表れてます。


エンドクレジットは「八十日間世界一周」とか「ピンクパンサー」シリーズのアニメーションっぽいテイストがオシャレで、デジタルの色彩が美しく大変素敵です。あと、オマケというほどのものではありませんが「この映画は100%アニメーションです。モーションキャプチャー等の添加物は一切使用しておりません」的な表示がさりげなく出ていたのがクスリと笑えました。こういうしゃれっ気っていいですよね。


全体として、難はあれど満足度高しの印象。映画館で見る価値はバッチリあると思います。音響設備が良いところでぜひ。
http://www.disney.co.jp/movies/remy/