今週は日本映画祭り
・「犬神家の一族」(2006年)
市川崑追悼企画でテレビで放映していたのを見ました。
…前と同じやん!
まあ、30年経って同じものを作れるってのも凄いもんですが。
しかし、決定的な違いが出てしまったのが松子・竹子・梅子の三姉妹。
これはもうオリジナルが最強すぎてリメイク版が逆立ちしても勝てません。
・「鴛鴦歌合戦」
伝説の時代劇オペレッタということで期待してみたら、期待を遥かに上回る驚愕のノー天気映画でした。
作曲とかさあ、もう5分で作ったでしょっていうか鼻歌でしょ?みたいな。
ディック・ミネさん初めて見ましたが、そんな良い声であほな歌詞を歌わないで下さい。
片岡千恵蔵も「んふふ、妬いてるな♥」とか言い回しが笑えます。
志村喬のわざとらしいボケ演技も間が絶妙すぎて爆笑。しかも歌上手いし。「さーてさてさてこの茶碗♪」とか。
お医者様でも草津の湯でもです。
しかし、「ムトゥ踊るマハラジャ」レベルの世界観をその半分以下の上映時間(69分)で、今から70年近く前にやってしまった当時の日本映画界って…。
・「お早よう」
あの家々の配置とカメラの設置位置を考えた人は天才。立地と人間関係を把握しようとしてるうちに気づいたら引き込まれてるもんなあ。小津マジック炸裂です。
一億総白痴化は笑ったけど、案外あたってるかも。
ストーリーは「生れてはみたけれど」からしんみり成分を抜いてギャグ分を追加した感じ。勇ちゃん役の子が可愛い!
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