「プライベート・ライアン」

 会社説明会の後、授業まで時間があったので鑑賞。
久々に見てもなかなかグッド。初見時は冒頭のノルマンディー上陸が圧倒的だと思ったのだが(私が中学の時の社会科の先生は劇場で見て吐きそうになったと言っていました)、このシーンは二度目ともなりなおかつAVルームのちっこい画面で見ると、迫力よりもグロテスクさばかりが目立つ仕上がり。以前は冒頭に比べるとインパクト不足だと思っていたラストの戦闘の方が今見ると際立って面白い。これはたぶん前者がひたすら殺され、破壊されるだけのパワーで押し切っていたのに対し、後者は一応”戦い”になっているため、アイデアや見せ方の上での工夫が見られるからだろう。狙撃兵ジャクソンとドイツ軍戦車の「目が合っちゃう」シーンは「うわああこっち見るなー!」とハラハラさせられてしまう。粘着爆弾をくっつけるのに失敗するシーンはわかっているのに心臓が飛び上がった。ちくしょう上手いぞスピルバーグ
 この作品はトム・ハンクスを筆頭に(今までは割とフツーのおっさんの印象だったけど、改めてみるとやっぱり素敵。これぞスター☆)ナイスな男たちがたくさん出ていることもポイント高い。個人的にはヴィック・モローと並んで頼れる軍曹No.1のトム・サイズモアとか坊ちゃん顔のジョバンニ・リビシとか濃い顔のアダム・ゴールドバーグとかがお気に入り。さらに今回ポール・ジアマッティも発見した。相変わらずダメ親父っぷりがかわいい。

プライベート・ライアン [DVD]

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