「俺たちに明日はない」
前はあんまり好きじゃない映画だったんだけど、ジーン・ハックマン目当てで見直したらかなり面白かった。以前は主人公二人に共感できず、しかもエステル・パーソンズ演じるおばさんがムダにうざかった(どれくらいうざいかっていうと、アカデミー賞受賞レベル)ので、彼らがはしゃいだり苦労したり蜂の巣にされたりしても特別な感慨は無かったのだが(←薄情?)今見ると彼らのやりきれない思い見たいなものが伝わってきて切ない。私は特にボニーに感情移入してしまいました。フェイ・ダナウェイかっこいい!見た目あんなに凄みがあるのに、性格が妙に子供っぽいところがまた良いんだな。演出もかっこいいです。特にオープニングとエンディングは「特別な映画を作ってやるんだ!」みたいなニューシネマ魂というか、気迫が感じられて最高。
役者陣も皆良い仕事してます。っていうかジーン・ハックマン、テンション高ぇ〜(笑)!しかも予想外に身軽ですよ。あの頑丈そうな体で。銀行強盗のシーンでひらりとカウンター上部の枠を乗り越えた時はびっくらこきました。
ウォーレン・ビーティは顔が好みじゃないんでイマイチ好きになれなかったんだけど、この作品でハックマンを監督に紹介してブレイクのきっかけを作ったことに関しては惜しみないグッジョブを送りたいですbbb。
ちなみにジーン・ワイルダーって誰かに似てると前々から思ってたんだけど、今回わかった。安倍官房長官だ!
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