「ダーティハリー」(1971年、米)
いまさら説明の必要も無い、刑事アクション映画の大傑作。BSでやっていたので録画したのを鑑賞した。以前にも何度か見たことはあったのだが、大概CM入り、カット有りのバージョンで、完全な形で見たのはこれが二度目である。
改めて、マグナム44初お目見えのシーンのカッコよさにしびれまくった。バーガーをもぐもぐ食べながらデカイ銃を平然とぶっ放すイーストウッドの勇姿に悶絶。あらかた撃ち終わった後で銃を下ろす仕草とその間が渋いのなんの。
犯人”さそり”を演じたアンディ・ロビンソンの気持ち悪さ(笑)も特筆ものだが、それを追い詰めるイーストウッドの凄みがやはりたまらない。追い詰め方が非道になればなるほど格好良くなるハリーに、見ているほうも声援を送ってしまうのである。
鑑賞後はそのままBSのアクターズ・スタジオ・インタビューに突入。ダーティハリーの直後だけに、現在の姿を見ると「年取ったなあ・・・」なんて思ってしまったが、スマートで知的なジイ様ぶりはさすがであった。あんなふうに年を取れるとはうらやましい。
ちなみにクリント・イーストウッドを見ると、自然に漫画「Dr.スランプ」にでてくる空豆タロウの親父、空豆クリキントンを思い出してしまう。もちろん、イーストウッドの方がモトネタなのでこれは本末転倒なわけだが・・・。
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話は変わるが、ピーター・ジャクソン版「キング・コング」の新トレイラーが完成。最初のでは33年版をしっかり踏襲したつくりに感心していたが、今度のはエンパイア・ステートビル&複葉機の登場でボルテージ急上昇。期待は高まるばかりだ。