「スーパーマン」
特撮が売りのスペクタクル作品って、今見ると面白くないんじゃないかしら…なんてことをうっすら心配しながら鑑賞したのですが、杞憂でした。っていうか名作でした。余計な心配して失礼しました…。
クラークが前半の能力を隠さなきゃいけないところはやきもきするんだけど、その分後半のスーパーマン大活躍で溜飲が下がる。スーパーパワー持ってるのに猫を木から下ろしたりして活躍が妙にちまいところが面白い。ヘリコプター事故からのロイス救出は名シーンだし、最後に向けて加速度的にスケールがでかくなっていく展開はお見事。ラストのミサイル着弾後のパニック映画っぽい描写も迫力満点でまったく古びていないのが凄い。スーパーマンの飛行シーンは流石に今見ると合成丸わかりだけど、旋回の時の角度とか背景の距離感がスーパーマンの動きとかなりマッチしていて、手間がかかっているのがよくわかる。
クリストファー・リーブが素敵なのはもちろんなんだけど、個人的にツボだったのはジーン・ハックマンですよ。もともとファンだったんだけどね、もう可愛すぎてメロメロ…。こわもてイメージが先行してるけど、実はくりっとしたつぶらな目をしてて可愛いんですよー。地下にある秘密基地のプールで変な水泳帽+緑パンツで泳いだりしてお茶目さ大爆発。子分との漫才もイケてる。ああいうギャグシーンをサムくならないようにキッチリ演じられるのなんかやっぱり上手いなあ。あとクリプトン星のお偉いさんを演じていたのが「第三の男」で口髭英国紳士だったトレヴァー・ハワードだったのが嬉しかった。素敵なおじい様である。
激烈にかっこいいんだけど実は読みにくいオープニング・クレジットも結構好き。音楽の素晴らしさは言うことなし。ジョン・ウィリアムズ天才。
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