「踊る結婚式」

 アステアのタップはハジケまくっているがストーリー展開が後半やや失速。共演は「ショーシャンクの空に」で引用されたことにより、現在においてもイコンとしての輝きを獲得したリタ・ヘイワース。相変わらずとびきり美しくダンスも達人レベルだが、一人でもしっかりキャラ立ちできているためかアステアとのフィット感がイマイチ少ない。ハイテンポなタップでの競演はあれど優雅でメロディアスなナンバーが無かったのも原因か。改めてジンジャー・ロジャースの偉大さを実感した。