・「アリス」

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]

シュヴァンクマイエルさんがぴちぴちだったころの作品。アリス役の子は可愛いし魔術的なイメージはたっぷりだしで大満足でした。あの三月兎と帽子屋のシーンがたまらないわー。見てるこっちが気が狂いそうで。トランプを使ったところも軒並み良かったです。あの古めかしい絵柄が最高。あれは奥さんのエヴァさんが描いてるのかな。最初は短編連作という構想だったせいか、いつもにくらべラストに向けての盛り上がり度が低いけど、全般的に小技のきいた面白ポインツ満載で楽しめます。あと、子豚とかハリネズミとか動物がさりげなく激ラブリー。※ウサギは可愛くない。

・「2001年宇宙の旅

昼ごはんに納豆を食いながら見ました(「あるある」騒動の直前は品切れ状態で食えず悔しい思いをしました。にわかファンが古参のファンを蹴散らすとは許せん(笑))。それはそれとしてこの映画、何度見ても素晴らしい(・∀・)b!特にシュトラウスさんの「美しく青きドナウ」に乗せた宇宙シークエンスがもう納豆を口に運ぶのを忘れて見入ってしまうほどに完璧です。あのゆったりとした動き、美しすぎる。「ドナウ」はうちの中学では清掃の時間に必ず流れていた音楽だったので、これを聴くと反射的に掃除をしたくなってしまうパブロフ犬な私ですが、この超優美映像があれば掃除も忘れられます。ああー劇場の大画面と音響で見たいよぅ。
あと、モノリスのテーマ?の「♪おおぉぉおおぉお〜」「♪ひぃぃいいぃ〜」っていうのがなぜかツボにはまりました。

・「ひまわり」

ひまわり《デジタルリマスター版》 [DVD]

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切ない恋愛映画として王道の作り。テンポがよいので退屈する暇がありません。良い作品だとは思うけど(音楽が素敵)、メロドラマ成分が強すぎてちょっと好みじゃなかった。マストロヤンニよりもロシアに居座っちゃったイタリア人(サッカー場に居た人)の方がいい男に見えたのは気のせいか。
っていうかイタリア人の恋愛テンション高ぇー!激しすぎる…。

・「ファム・ファタール

ファム・ファタール [DVD]

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レベッカ・ローミン・ステイモス嬢のナイスバディを堪能する映画。あのウエストのくびれと脚線美は凄い。
後半のカオス状態は別の意味で面白かったけど、前半は映像テクも不発気味でかったるかったです。やっぱデ・パルマさんは初期がいいなあ。見たい見たいと思いつつまだ見られずにいる「ファントム・オブ・パラダイス」に期待。でもうちの近所のゲオ、品揃えが悪いんだよね(涙)。

・「嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

久々に脳ミソにこびりつく類の強烈な映画を見た。予告を見た段階では「うげっ、アクが強そう、毒々しそう!」と思ってあんまりそそられなかったんだけど、見てみたらあっという間に映像世界に飲み込まれました。ずんどこ不幸話をここまで面白く作れる手腕、恐るべし。中島哲也監督は俳優さんを魅力的に撮るのが凄くうまいです。中谷美紀が輝いてました。