「マンハッタンの怪人」(角川文庫)

 映画を見たついでに、本にも手を出して見る。
あの名作映画「ジャッカルの日」の原作を書いたフレデリックフォーサイスによる「オペラ座の怪人」の後日譚!?ということで、どんなことになっているのやら、興味津々で読んでみた。

・・・うむ・・・なんか違うぞ(爆)。

邪道なものにばかり手を出している予感がするが気のせいか・・・。
話の展開がかなり強引だし、ラストが微妙にハッピーエンドなのも違和感(昨日の映画版はあんまりだと思ったが)。
正直完全な別物だと思うが、それでも面白かった。
特に実在の人物をさりげなく物語に絡めるやり方は手馴れたもの。オスカー・ハマースタインとかF・D・ルーズベルトとかさらりとでも描写されるだけでうれしくなってしまう。

マンハッタンの怪人 (角川文庫)

マンハッタンの怪人 (角川文庫)