「戦士たちの挽歌」(角川文庫)

 というわけで、フォーサイスが気に入ったのでほかの作品も読んでみる。
これは長めの短編が三つ入った短編集だが、クールな語り口がかっこいい。面白い。
短くて読みやすそうだったので、最後の一編「奇跡の値段」から読んだが、これはなんとなくオチが読めたので不発。真ん中の「競売者のゲーム」は面白くて一気に読めた。マイケル・パリンてイギリスではピーター・セラーズと肩を並べるくらいの存在なんだろうか。表題作「戦士たちの挽歌」はまだ読んでいる途中だが、予想もつかない方向に話が転がりだしたところ。面白い。続きが気になる。

戦士たちの挽歌―Forsyth Collection〈1〉 (角川文庫)

戦士たちの挽歌―Forsyth Collection〈1〉 (角川文庫)